2011年10月某日

Fedora15 へのアップデートは問題が多いとの事前情報があったのですが、もうすぐ熟れてくるころかとかと思って Fedora14 からのアップデートを行いました。

やっぱり人の忠告は素直に聞くものですね。(^_^;)
思いの外、トラブってしまいました。

 

 

その1.ATI Catalyst Control Center

なんて言うか… Fedora15 ではマトモに動作しませんでした。orzインストールディスクを使用したアップデートでは、カーネルに干渉してマスターボリュームの認識さえ上手くいかない状態に…。しかも、クリーンインストールでさえ、あちこちでウインドウの内部が崩れる状態。

(Radeon HD 4250 オンボードでの検証)

「yum erase ‘*catalyst*’」でパッケージの削除を行いました。

救いとしては、 Fedora15 ではデフォルトのドライバーがある程度、最適化が行われているようで速度的にはかなりマシになっていた事でしょうか。

 

その2.サービスの起動

大幅な変更が加わったサービス関連。 SysV 系との互換はありますが、依存関係がシビアなサービスは、正常に起動しない場合があります。例えば、サービスの起動順番は「/etc/rc*.d/」(*はランレベルを表す数字が入ります)の名前順に従いますが、終了を待たずに次々に起動されるため、準備が間に合わず、幾つかのサービスでは起動が失敗します。(その分、システムの起動は高速化しています。)

そのため、幾つかのサービスは systemd に準拠したサービスの定義をしなおす必要があります。

詳しくは、「man systemd.unit」などで、マニュアルの参照を行って下さい。

また、サービスの有効/無効は、GUIを用いた方法や chkcinfig コマンドなどでは行えなくなっています。

詳しくは、このページをご覧下さい。

 

※ Fedora16 では多くのサービスでサービスファイル(XXXX.service)が提供されるなど、systemd への移行が大幅に進んでいます。Fedora15 は移行途中のシステムと考えた方が良さそうです。(対策はコチラをご覧ください)

 

 

 その3.USB Flash ドライブのファイルをゴミ箱に移動すると…

これは本当に困った。ゴミ箱を空にする方法が見つからない…。orz

仕方が無いので、端末でドライブフォルダに移動してから、コマンド「rm .Trash-500/files/* .Trash-500/info/*」で消しています。
もしくは、ファイルを選択してから、「shift」+「Delete」キーで直接削除。

 

※ Fedora16 ではアンマウントする段階で削除出来るようになりました。やっぱりバグだったのね… orz

 

 

その4.SELinux のコンテキストが…

クリーンインストールしたせいか、コンテキスト関連の警告がよく出ます。

端末でスーパーユーザーになった後で、「restorecon -R フォルダパス」で修正しまくっています。

「システムツール」>「SELinux トラブルシューター」でエラーが発生している場合は、先ずは 「restorecon」を試した方が良いでしょう。

 

 

まとめ

なんだか、外見のカッコよさに釣られて初心者が Fedora15 をインストールするケースが増えている様ですが、今回は、かなり鬼畜な仕様になっているように思います。サーバー管理者などには、systemd 関連など、身につけておきたい項目もありますが、一般にはオススメしたくないといった印象でした。

 

※ 今となっては Fedora 16 を選択した方が良いだろう。Fedora 15 よりもトラブルは少ないように思う。もっとも、Fedora 使いなら遭遇して当然のトラブルはある。